はじめに
こんにちは。今回の記事ですが、2年前?ぐらいに買ったものの使っていなかったラズベリーパイを自宅で発掘したので、初期設定して使える状態にしてみようという趣旨です。
今回使用したものは以下です。
・Raspberry Pi Model 3B
・TOSHIBA microSDHCカード EXCERIA 16GB
・外付けUSBキーボード
・外付けUSBマウス
・HDMI接続可能なディスプレイ
では早速やっていきましょう。
Raspberry Pi OSのインストール
まずはOSのインストールからです。Raspberry Pi Imager を使いましょう。
以下リンク先からダウンロードします。
www.raspberrypi.org
ダウンロードしてインストールしたら、Raspberry Pi Imager を起動します。
まずは「CHOOSE OS」をクリックします。
今回は「Raspberry Pi OS (32-bit)」を選択します。
インストールするOSを選択できたら、次にインストール先のSDカードを選択します。
OSをインストールするSDカードをPCに差込んだ状態で「CHOOSE SD CARD」をクリックします。
SDカードが認識されていることを確認し、選択します。
「WRITE」をクリックします。
書き込む先のSDカードの情報が上書きされる旨の警告が出ますので、「YES」をクリックします。
SDカードへのOSインストールが開始されますので、終わるまで待ちましょう。
正常に書き込みが終わると、下のように「Write Successful」と出ます。
OS起動後の初期設定
電源を入れるとデスクトップのような画面が表示され、初期設定画面が起動します。「Next」を押して進めます。
国や言語、タイムゾーンを選択し、「Next」を押します。
デフォルトで「pi」という名前のユーザが作成されており、そのパスワードを決めます。
決めたパスワードは忘れないようにしておきましょう。
スクリーン設定が表示されます。
表示されている画面の端っこが黒くなっている場合はチェックを入れて「Next」を押します。
無線LANでつないで使用する場合は、ここでWifiアクセスポイントを選択します。
Wifiのパスワードを聞かれると思うので、入力しましょう。
ここでソフトウェアのアップデートをするか聞かれます。
少し時間がかかりますが、しておきましょう。「Next」を押して進みます。
アップデートが始まるので、完了するまで待ちます。
完了しました。私の場合はこのアップデートに20分ぐらいかかりました。
「OK」を押します。
セットアップ完了の画面が表示されるので、「Restart」を選択し、設定を反映させます。
ネットワーク・リモート接続設定
ここからは、ネットワークの追加設定をして、sshで自分のPCからラズベリーパイにリモートでログインできるようにします。
基本的にラズベリーパイを使用する際はディスプレイやキーボードなどの周辺機器をつながず、自分のPCからリモート接続して使用したいので、
好きな時にssh接続できるように、ラズベリーパイのIPアドレスは固定にします。
まずはデスクトップ右上のWifiっぽいマークを右クリックして、「Wireless & Wired Network Settings」を選択します。
すると Network Preferences という設定画面が表示されますので、Configureの部分で無線LAN接続の場合には「wlan0」を選択し、固定するIPアドレスを入力します。
私は今回、「192.168.1.80」というIPアドレスをラズベリーパイに振って使用することにしました。
IPv6 Addressは使用しない場合、無効化しておくと良いでしょう。
RouterとDNS Serversは使用しているWifiルーターのIPアドレスを入れておけば大丈夫です。
この状態で「適用」を押した後、「閉じる」を押します。
上のネットワーク設定ができたら、一度ラズベリーパイを再起動しましょう。
再起動後、IPアドレスを確認すると、先ほど指定した「192.168.1.80」に設定されています。
これでIPアドレスの設定はOKです。
次はsshでリモートログインできるように設定します。
デスクトップの左上のメニューから、「Raspberry Piの設定」を選択します。
ssh を「有効」に設定します。
これでsshの設定は完了です。
使用しているPCがMacの場合はターミナルを起動して「ssh pi@192.168.1.80」を実行し、
先ほど設定したpiのパスワードを入力すると、ログインできました。
使用しているPCがWindowsの場合は、teratermなどのソフトをインストールして接続しましょう。