77Lifeworkベータ版

77Lifeworkベータ版

IT関係の話(ツール開発・インフラ構築)をメインとして、その他私の趣味や雑記用のブログです。ここに書いた内容が少しでも参考になれば嬉しいです。

安く簡単にサーバ環境を構築!おすすめのVPSについて

はじめに

こんにちは。今回はWebサービスの開発やブログの開設、プログラムの動作環境としてサーバを用意したいと思った場合の環境準備方法に関して書いてみました。
この記事の結論としては、上記のような環境準備の際にはVPSを使いましょう!ということになります。
以下ではVPSのメリットやデメリット、私が普段使用しているVPSの紹介などをしていきます。


f:id:J-back:20210918212558j:plain:w600

VPSとは

まずはVPSって何なのよ、って話ですが、Virtual Private Serverを略してVPSと呼んでいます。
日本語で表すと「仮想専用サーバ」となります。各VPS事業者がユーザに対し、自由に使用できるサーバ環境をサービスとして提供してくれるものです。
CPUやメモリなどのハードウェアは他ユーザと共用となりますが、OSより上の層は自身で自由に使用できます。

OSについては各事業者が用意した中で自由に選ぶことができます。
大体どこの事業者もWindows ServerやLinuxは用意しており、種類が少なくて困るということはないかなと思います。
ちなみに私の場合、サーバOSとしてはLinuxをメインで使用するため、基本的にどこの事業者でも提供されているCentOSを使用しています。

料金ですが、基本はハードウェアのスペックによって複数プランが用意されており、そのどれを選ぶかで決定されます。
個人的に開発などで使用する程度であれば低スペックでも問題ないので、月額1000円以下で使用することができます。
スペック不足を感じたら必要に応じて高スペックプランに変更すれば良いと思います。

VPSの利用と他の環境準備方法との比較

さて、ここまでVPSの話をしましたが、サーバを用意したい、という目的を達成する手法という意味ではVPSの利用以外にもいくつか考えられます。
ここではそれらの比較をしていきたいと思います。

ここで取り上げる方法としては以下3つです。

まずは「自分でサーバ(またはPC)を購入」についてですが、これはハードウェアの調達にかかる費用が高額になってしまう点と環境構築実施にかかる手間が多くなってしまう点であまりおすすめしません。
OSインストールなどを含めた環境構築をやってみたいなどという場合はこの限りではないのですが、目的がWebサービスやブログの動作環境構築なのであれば、無駄な部分に多くの時間を割いてしまうことにつながります。

また、24hで稼働させておく前提の場合、障害時には自分で修理・データのリストアなど対応しなければならず、なかなか大変だと思います。
(自宅でサーバを稼働させていたら火事になった、などの話も聞きます・・・)

よって、簡単に環境構築をするという観点では各事業者が提供しているサービスを使用する方が良いでしょう。


次にレンタルサーバですが、これは一見VPSとサービス内容が似ています。
しかし、おおよそ各事業者が提供するレンタルサーバはOSの層から上が他ユーザと共用となります。以下はイメージ図となります。
f:id:J-back:20210918223348p:plain:w600

左側に示したレンタルサーバはユーザ自身でOSのすべての設定を変更することができず、アプリケーションの動作環境構築など実施する際に不便な場面に遭遇する可能性があります。
また、ミドルウェアについても事業者が提供している決まったものを使用するかたちとなります。

右側のVPSについてはOSの層から上はすべて自身の専用環境なので、OSに関する設定変更、ミドルウェアインストールや設定などが自由に行えます。
OSの種類は各事業者が用意している中から選ぶ必要はありますが、レンタルサーバよりも自由度が高いことが分かります。

VPSレンタルサーバでは対して料金も変わらないので、私は自由度が高いVPSを好んで使用しています。

以下では私が使用しているおすすめのVPSを紹介します。

WebARENA Indigoについて

WebARENA IndigoはNTTPCコミュニケーションズが提供するVPSサービスです。
ここのVPSは1時間あたり1~10円程度(契約スペックによって変化)の従量課金制です。
しかし従量課金制と言っても、すべてのプランに月額上限料金が設定されており、どんなに使用してもこれを超えることはありません。
あらかじめ月額上限料金で予算を立てておけば、予想外に大きな金額が請求されてくることはないので安心ですね。

最小スペックの1CPU、メモリ1GB、SSD20GBだと1時間あたり0.5円、月額上限料金300円程度で使用できます。
激安ですね。

料金などの詳細は以下から確認してみてください。
WebARENA (Indigo)

Conoha VPSについて

Conoha VPSGMOインターネットが提供しているVPSサービスです。
こちらは月額定額課金制で、使用期間が1か月に満たない月(契約月や解約月)のみ時間単価で課金されます。
最小スペックだと1CPU、512MB、SSD30GBで月額700円程度です。
ただ、長期利用前提だと割引を受けることができるため、例えば12か月の利用を前提とすると上記は月額600円程度で利用できます。

ConohaはVPSの管理画面が直感的で分かりやすく、操作しやすいです。

また、GMOインターネットの株を保有していれば株主優待で利用料を割引することもできます。
私はこれで割引した上で使用しています。

こちらも料金やプランなど、以下から見てみてください。
【1.1円/時間】GMOインターネットのSSD「ConoHa VPS」



おわりに

今回はWebサービスやブログなどの動作環境を構築する際の方法や、おすすめのVPSについて書きました。
この記事がみなさんのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。